ベッリーニ家は古くからこの地域で土地を所有していた。農作物を19世紀後半から販売していたが、なかでもワインを特に重要視していた。
50年代にワイナリーは大きな成長を遂げ、イタリアだけでなくヨーロッパ全土へと市場を広げる。
ベッリーニ家の5代目がヨーロッパ市場を強化した結果、さらに海を越え世界中でその名を知られるワイナリーになった。
ベッリーニのワインに使われるのは自社農場、もしくは近隣の昔馴染みの契約農家が栽培したトスカーナを代表するブドウ品種。
ワイナリーは今なおファミリー経営で、伝統とテクノロジーそして新しい組織体制を組み合わせることにより、高品質でエレガントなワイン作りに拍車をかける。
当社の歴史
19世紀から続くワイナリー
ブドウ畑
地域に根ざした製品
ベッリーニ家の歴史あるブドウ畑はキャンティ・ルフィーナ地区にある。キャンティD.O.C.G7地区の中でも面積は最小で、最高海抜に位置する。
ファミリー所有の土地は海抜300〜400mの高い位置に広がっていて、そこにはロマネスク様式の教会や塔、中世の城が点在し、1000年に渡りこの地に存在するオリーブ畑や森に囲まれている。
砂や石灰岩を含む土壌で、風通しの良さと朝晩の寒暖差というサンジョヴェーゼ種にとって完璧な環境を享受している。ちょうど良い酸味とエレガントなタンニンのおかげで、長期熟成向きのワインができる。キャンティ地区の歴史的土着品種であるサンジョヴェーゼの他にもカベルネフラン、メルロー、シラーといった国際品種も栽培している。
幅広いレンジのワインをお届けしたいという気持ちから生まれた土着以外の品種を使ってワインを造るという選択をしたが、品質の妥協はせず、キャンティの土地で生まれたワインの伝統と「らしさ」から遠ざかることは決してない。
セラー
ブドウ畑からボトルへ
ベッリーニのワインを作るブドウは、畑で手作業により厳選された後に醸造のためにセラーへと運ばれる。
茎を除去した後、重力によりモストをステンレススチールタンクへ導き、温度管理のもと発酵させる。
製造するワインにより、ステンレススチールタンクの中でモストを澱の上で15日〜24日間発酵させ、軽めのワインの場合は木製またはコンクリートタンクで6ヶ月以上熟成。より複雑なワインの場合は上限を6年とする時間をかける。
ワインの種類毎の適切な熟成時期を迎えたら、HACCPの衛生規定及びトレーサビリティーに則りボトリングを行う。当ワイナリーは20年以上にわたりISO9001:2008を取得しており、製品の最高品質とその安定は保証済みだ。先端機器を利用することで全てのボトルを最高品質のままでお届けできる。